「六本木」の地名の由来

 

 

「六本木」の地名の由来は?

「六本木」の地名の由来

  1. 松の木が六本あったことに由来するという説。
  2. 木に関係する苗字の大名が、近辺に六人いたことに由来するとする説。

六本木の地名の由来について、正確にはわかっていませんが上記2つの説が唱えられています。

 

1. 松の木が六本あったことに由来するという説

一つ目の説は、シンプルに松の木が六本あったから「六本木」であるというものです。

 

2. 木に関係する苗字の大名が、近辺に六人いたことに由来するとする説

二つ目の説は、青木・一柳ひとつやなぎ・上杉・片桐・朽木くつき・高木という木に関連した苗字の大名屋敷が存在していたことに由来するというものです。

実際、江戸時代の地図を見てみると六本木周辺に上記大名屋敷が確認できます。

江戸時代の六本木周辺

1849年〜1862年頃に刊行された江戸切絵図(2枚をくっつけたもの)

外桜田門 永田町

上記の拡大版①(外桜田門・永田町周辺)

芝 愛宕

上記の拡大版②(芝・愛宕周辺)

上記地図で赤丸で示した大名屋敷の場所としては、現在の桜田門〜虎ノ門〜赤羽橋あたりのエリアですので、六本木というには若干範囲が広い気もしますが、ある程度の説得力はあるようです。

 

「六本木」の地名の歴史

  • 江戸時代
    「六本木町」
    江戸時代には「六本木町」という門前町がありました。範囲としては、現在の六本木交差点周辺であり、現在より六本木の範囲はずっと狭かったようです。
  • 1869年(明治2年)
    「麻布六本木町」の成立
    飯倉六本木町、麻布龍土六本木町が周辺の町と合併して「麻布六本木町」が成立しました。
  • 1947年(昭和22年)
    港区の一部になる
    麻布六本木町の成立後、東京市旧麻布区、東京都旧麻布区を経て、東京都港区の一部となりました。
  • 1967年(昭和42年)
    六本木一丁目〜七丁目の成立
    現在まで続いている六本木一丁目〜七丁目までの町になりました。1978年には、六本木六丁目の町域が拡大されました。

 

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